02/10/2005
■PART 2. Yellowstone 5/21（金）〜23（日）
■PART 3. Rapid City 5/24（月）〜25（火）
■PART 4. Las Vegas 5/26（水）〜28（金）
Badlands の Yellow mounds →
■■■ 5/21（金）■■■
5/20（木）に春セメスター最後の授業を夜９時前に終えた私はお友達とパーティ。
最後の授業の先生まで合流して食事をした後、結局夜通し遊んでしまって、
早朝便でロスへ向かう予定だった私は徹夜でＪＦＫへ。あは。
ロスでは乗り継ぎの時間が１時間少々しかなかったのに、ＮＹからの便が遅れてしまってギリギリに。
あの広い空港内をお隣のターミナルへ必死に走って、いとことの合流場所である搭乗口へ。
アメリカのことを今イチ信用していない
私は荷物のぎっしり詰まったボストンバッグを手持ちにしていたので
結構しんどかったです・・・。
（その後、小さな飛行機での移動がメインで、機内に荷物を持ち込んでもそのバッグを置くのに面倒なことが多かったので、
ええーい邪魔じゃワイ！と
後半は気にせず預けるようになりました。幸いなことにロストバゲッジはなし。）
ロスからソルトレイクシティへ飛んで、
そこからは小さな飛行機に乗り換えてジャクソンへ。
→
本当に列車かバスを乗り継ぐ感覚です。
空港ではお初のレンタカー借りにチャレンジ。
空港内にカウンターがあると思っていたら、
どうやら工事中で仮設対応中らしく、
カウンターは建物の外、トレーラーハウスのような所にありました。
保険はどうするだの何だのといったやり取りがあって
（結局「安心」に軍配をあげ、フルカバーにしました
）
めでたく旅のお共とご対面。
うわーお！いよいよ出発ね！
車がゆっくりと動き出した時は感激！
私は運転するワケじゃないのでのんきに隣でウキウキ。
いとこ殿は初の海外レンタカー、初運転でさぞかし緊張したことでしょう。
今さらながら、本当に感謝であるよ。 ありがとねん。
レンタカーの事務所でイエローストーンに行っくんだったらUS191を通るより
グランドティトン側の道を通っていった方が景色がいいらしいと教えてもらたので、
オススメにしたがってそちらのTeton Park Roadへ。
そう、ここからはひたすら北上してイエローストーンを目指すのだー。
↓こちらはレンタカーのオフィスでもらった地図
空港を出るとまさにアメリカの大地を
感じさせる風景が私達を迎えてくれました。
遙か彼方まで道がずーーっと
つながっているだけ。
あいにくのお天気で雲が低く
たれ込んでいますが、
左手にグランドティトンの
山脈がそびえている他は
スッカーンと開けた大地です。
「これこれ！」
ただの道路だっていうのにすでに二人は
車を止めて撮影大会を始める始末。
まだまだ先は長いっていうのに・・・。
いったいいつになったら目的地に
到着することやら。
ガイドブックに書いている情報によれば
ジャクソンからグランドティトンまで
車で２０分。
そこからイエローストーンまで１５分。
地図を見る限りもっと距離がありそうだけど、ま、どんなにかかっても数時間もあれば
本日のお宿のあるオールドフェイスフルに辿り着くことでしょう。
レンタカーならではの気ままな旅。
日が落ちるまでに到着すればいいや、と
気分の赴くままにチョコチョコ車を止めては
グランドティトンの美しい景色を楽しみつつ進むことにしました。
↑道中こんなお花を見つけてはパチッ。
二人ともこの旅ではたくさん写真を撮るっていうのも目的の一つ。
にわかカメラマンの撮影旅行の趣。
今後も車を止めてはパチッ、のスタイルが続くのでした。
← 道中小雨の降る駐車場で私達を
お出迎えしてくれた小鳥ちゃん。
何羽もチョンチョンはね回っていました。
こちらはジャクソンレイクほとりの →
駐車場からのグランドティトン。
空がなんだかドラマティック。
チョコチョコと寄り道しながら本日のお宿、 Old Faithful snow Lodge & Cabinsに到着したのは数時間後のこと。
すでに日が沈みかけていました。
途中のジャクソンレイク湖畔にあるショップに立ち寄った時も思ったのですが、
national park内の施設はどこもかわいらしくって清潔で感心です。
そして、こちらが Old Faithful snow Lodge & Cabinsのお部屋。↓
とっても雰囲気のあるお部屋でしょう。
パーク内の宿泊施設は早くにイッパイになってしまうと聞いていたので
早めに予約を入れましたが、３ヶ月前位ですでに選択肢は
かなり限られてきていました。
どうしてもここに！というお目当てのお宿があるようでしたら
半年以上前からチェックしていた方が良さそうです。
イエローストーンの公園内でオールドフェイスフル地区は８の字の
真ん中あたりに位置するので、動き回るのにも便利かな？ということで
私達はオールドフェイスフル地区のホテルにしました。
で、ベッドが２つあってバスルーム付のお部屋をセレクトすると
こちらのお部屋しかもう無かったという状態でした。
←洗面スペースもかわいいでしょう？
この日の夕食はホテル内のレストランで。
お部屋と同じイメージの灯り。暖炉でパチパチと炎があがっていたり、と、とっても雰囲気の良いレストランでした。
お食事もＮＹ（東海岸）のhorribleな状況から西海岸へやって来た、と実感できる感じ。
←こちらはおとなりのOld Faithful Inn。 ロビー。
オールドフェイスフル・ガイザーの目の前にあって
イエローストーンでも象徴的な存在のお宿ですね。
ロビーにはトムソーヤにでもでてきそうな小屋が
遙か頭上に作られていました。
園内のビジターセンターではガイザーの噴出予想時刻が書いてあったり、
各種おみやげ物があったり、いろんな資料を見ることができたりします。
また、
各地区のパンフレットもあって、５０セントの寄付でもらえます。
それぞれの見どころが地図と共に書かれていますので歩き回るのに便利。
それぞれのプールの色が青かったりオレンジだったりするのはどうしてか、
などなど解説も入っているので、
ゼヒとも１部ずつゲットされることをオススメします。
公園内をこんなにステキに保ってくれるのにお役に立つなら５０セントと言わずもっと寄付してもいいかも。
では、スポット毎にお写真でご紹介。
←こちらが有名なオールドフェイスフル・ガイザー。
だいたい１時間半毎くらいに噴出するということで、
その噴出間隔の正確さからこの名前が付いているようです。
噴出が近くなると周りにたくさん人が集まってきますが、
とっても広いので人混みで見にくくなるなんて心配はいりません。
オールドフェイスフル・ガイザーの
奥にあるトレイルを歩いていると
そこかしこに小さなガイザーが。
このガイザーのように →
規模は小さいながら、
常に噴出しているものもたくさんありました。
↓こちらはロッジから車で少々北上したところにあるMidway Geyser Basin。
この看板は駐車場にあって、そこからトレイルを歩いて数カ所のプールを見て回ります。
看板の右にある２枚の写真はオパールプールです。 青がきれい。
マンモスホットスプリングスへ向かう道中遭遇した
バッファロー（バイソン？）君達。
どこにでもぶらぶらとたむろしているバッファロー君達。
私達はいとこ殿のナイスネーミングにより
「野良ファロー」と呼んでおりました。
あはは。
やはりマンモスホットスプリングスへ向かう道中みつけた
岩がゴツゴツしていて面白い場所。
結構山道を上がったところでした。
イエローストーンは間欠泉やプールばかりではなく、
こんなふうにいろんな表情を見せてくれる場所で
本当に大地の素晴らしさを感じます。
「凄いねー！５分走っただけでこんなに雰囲気が変わるなんて！
いくらいても飽きない場所だよねー！！」
などと、何度いとこと感嘆しあったことでしょう。
そして到着したマンモスホットスプリングス。
お昼を食べた軽食屋さんのサインがかわいかったのでパチリ。
ここでのお目当てはトルコのパムッカレのように段々になった温泉段丘。
で、でも・・・。
かなしいかな、今では悠々と水をたたえる美しい段丘というよりは
流れる水がほとんどなくなってしまって薄汚れた感じ。
ううーーんんん。
ともあれ上まで登ってみようと
車を止めてえっちらほっちら。
標高が高いので階段を上るのも
結構タフなんですよ。
でも、頑張って奥まで行ってみて良かった！
テラスをずっと上って
アッパーテラスの方まで
行ったところに
Canary Springというところが
あるのですが、
ここが素晴らしくきれいな
ところだったのです。
←Canary Spring↓
何という幻想的な世界でしょう。
石灰質が白く覆っている中に高温の温泉が青く浮かび上がって・・・。
湯気がまた雰囲気を盛り上げていますよね。
イエローストーンでいろいろ見て回った中でも一番のお気に入りスポットです。
さてさて。今回のイエローストーンを巡る旅。季節は５月下旬と、日本で言えば初夏の頃。
旅の前にイエローストーンは寒いからね、とは聞いていましたが連日の吹雪に見舞われて、もうビックリ！！でした。
雲の切れ目を見ながら次のターゲット目指して車を走らせるといった感じで常に動いておりました。
私は乗せてもらっているだけだけど、いとこ殿はさぞかし運転に気を遣ったことでしょう。
またまた重ねてありがとうね。
で、見てください。↓あまりに寒いので雪の結晶がそのまま見えるんです。
洋服の上にキラキラと輝く結晶たち。
それはそれで、貴重な体験。自然って凄い！をまたまた実感です。
右の写真のように辺り一面真っ白になる位の吹雪と晴れ間が交互に訪れ、まさしく山の天気という感じでした。
 このトレイルのずーーっと先にモーニンググローリーが。 |
でも、こんな吹雪でも、ガイドブックで美しいと名高い
モーニンググローリーにはなんとしてでも行かねば！
吹雪の合間を見て、がちがちと震えながら、
私達はオールドフェイスフル前からのトレイルを数キロ
モーニンググローリー目指して歩きました。
↓途中にあったグロットガイザー。
私にはなんとなくライオンに見える・・。
モーニンググローリーの手前で
出会ったかわいいリス君。
公園内ではいろんな動物にも
出会えるんです。
そして、
こちらがモーニンググローリー。→
周りに設けられている柵の関係で
こんなアングルでしか撮れないのが
残念ですが、美しさは伝わるでしょう？
偶然にも、ここに辿り着いた時、
ちょうど晴れてくれたんです。よかった。
モーニンググローリーまでは数キロの道のりなので
極寒のお天気ではそこへ向かうまでに「いざ！」と決心が必要でしたが
道々、本当に美しい景色にたくさん出会えて、
カメラマン魂も満足させてもらえました。
←木立も水をたたえた中にあって、
葉っぱの赤みと水辺の黄みのコントラストがきれいです。
←オールドフェイスフル、
トレイルで見つけたお花
倒木が趣を醸し出している木立→
松ぼっくりのような小さなポチポチが
かわいいでしょう。
↓この２枚の写真はMud Volcano。日本でいうところの別府温泉は坊主地獄といったところかな。
 空港へ向かう途中での景色。 真冬の雪山でしょう？ |
イエローストーン最終日。
昨夜も雪が結構降っていたので道路状況が心配。
すると、なんと南下する道路は積雪のため閉鎖中ですって。
えええ！？
私達今日はジャクソンホールからラピッドシティへ飛行機で移動なのよ！？
ま、でも時間がたてばオープンするかもというお話しに気を取り直して
とりあえず、食事。
オールドフェイスフル・インで朝食をとろうとレストランの入口に並んでいたら
ロビー中央のインフォメーションに各道路の状況が書いてありました。
（ここにはガイザーの噴出予想時間なども書いてあって便利）
やっぱり閉鎖中。
ま、なんとかなるさ。と結構のんきな私達。
最悪マディソンの方へ迂回して行くなりなんなり何とかなるでしょ、ってなもんで。
（そう、ここはあの有名なマディソン郡の橋も近いのですよ。
今や火事で燃えてなくなったようですが。）
朝ご飯を食べ終わった頃にレストランのお兄さんに聞いてみたら
もうオープンになっていると言うことだったので、事なきをえました。
が、簡単に考えていたけど、迂回ったってものすごーい遠回りになるんだろうから
現実的な解決策じゃ無かったよね。走れるようになって良かった良かった。
空港へ向かいながら途中のウエストサムにも立ち寄りました。
８の字のちょうど下のあたり。
ここのブラックプール↓。
以前は濃いグリーンがかった黒っぽい色をした温泉だったようですが、
温泉の温度が高くなって今ではこのようにきれいな青色になったそうです。
←見て、見て。きれいでしょう。
石灰の白とのコントラストが何とも言えず神秘的。
このウエストサムに来た時、アジア系・・・
恐らく中国系のみなさまと思しき団体ご一行様が
ドヤドヤいらっしゃいまして、
まーそのかしましいこと！
どこのお国でもオバタリアンパワー、オジタリアンパワー炸裂。
ちょっぴりウンザリしてしまったのでした。
苦笑
ここはイエローストーンレイクの西、親指のようにつきだしている場所にあるため
ウエストサム
と言われているそうな。
そして、湖畔に近い部分のトレイルを歩いていると
こんな変わった形の岩が。→
これはFishing Coneといってかつては魚を釣って、
すぐにこの穴の中にいれて
ボイルしていたとか何とか、言われているんです。
穴の中は温泉なんですね。
ホントにイエローストーンっていろんな表情を見せてくれるわー。
最後の最後にそんなに期待もせず立ち寄ったウエストサムでしたが、
楽しませてもらいました。
さあ。あとは空港へむけてひたすら南下するのみ。
北上した時はジャクソンレイク側のパークロードを通ってきたので
帰りはUS191を通っていくことに。
こちらの道もまた違った趣があって楽しいドライブでした。
お天気も晴れ間がチラホラ見えるいい感じになって、good。
ここグランドティトンといえば、シェーンの世界。
「シェーーーンンン！！カムバーーック！」とどこかから聞こえてきそうな風景ですね。
←空港の前の原っぱで見つけたお花達↓
イエローストーンにさようなら。
たくさんの感動をありがとう！
いざ次の目的地ラピッドシティへ。
ここがジャクソンホール空港→
ティトンの山脈が見下ろす小さな空港でした。
■PART 1. 準備編 へ
■PART 2. Yellowstone 5/21（金）〜23（日）top へ
■PART 3. Rapid City 5/24（月）〜25（火） へ
■PART 4. Las Vegas 5/26（水）〜28（金）へ