07/2/2003
アメリカはID社会といわれています。
何をやるにもIDの提示を求められます。
そして、その代表選手がソーシャルセキュリティナンバー（SSN）です。
もともと社会保障制度の納税者番号で、働いて収入がある人は取得が義務付けられています。
たとえ数年しか滞在しない外国人であってもしかりです。
そして、このSSNはありとあらゆるところで聞かれます。
例えば、電話を引こうと思えば、「あなたのSSNは？」
銀行に口座を開こうと思えば、「あなたのSSNは？」
ケーブルTVを契約しようと思えば、「あなたのSSNは？」
ect,ect......
クレジットカードを作るにも必須ですから、これがないことにはお話にならないって感じなのです。
私もこちらへやってきてすぐに手続きすることの一つとしてリストアップしていました。
手続きをするオフィスはマンハッタン内に数カ所あるようです。
ガイドブックにも載っていますし、インターネットでも調べることができますので
お近くのオフィスへ行きましょう。
私はミッドタウンのオフィスへ行きました。
ここの営業時間は午後４時までです。
受付で用紙をもらって、記入したら壁にそって列に並ぶよう指示されます。
（受付といったって、警備員風のおじさんが入り口付近にどんと座っているだけです。）
11時頃到着するとすでに長い列ができています。
係員は二人しかいません。 遅々として進みません。これが噂に聞くアメリカ流か、、、。
一緒に来た同僚と何時に終わるか賭けました。
私は1時間、彼女は2時間。
---結果は彼女の勝ち。
（その頃にはさらに列は伸びていました。今日中に処理できるのかしら？
と心配になる程、遅々として進まない列、、、。）
そして、やっと順番が回ってきて、私達は衝撃を受けるのでした。
「あなたはSSNを取得できません。」
な、なんですとー！？
そうです。私はこちらに学生としてやってきています。Jビザです。就労不可ビザなんです。
収入がないので税金も払いません。だから取得できないんです、、、。
(ToT);Oh No!
２時間も並んだのに、、、。
米国到着後のおとぼけ第１号でした。
ちなみに手続き自体はいたって単純。
渡された用紙に必要事項を記入して、パスポートと有効なビザ、労働許可書などを一緒に提出するだけです。
通常２、３週間で取得できるようです。
とにかく数時間、列に並んで待てばいいんです。、、、そ、れ、だ、け。
＊最後に、、、
今までの情報はあくまでも2003年6月現在の私の体験をベースにしたものです。
ご参考程度に見ていただけると幸いです。