「きゃー、キレイー。なんだか映画みたいー。
」
6時間粘って結局１匹も魚が釣れない二人。
「私寒い〜。」「中に戻ります？」「もちろんよ。ここを離れないつもり？」
「そうですね、戻りましょう。もう遅いし。」「夜は何を食べるの？」（魚が釣れてたらさしみだったけど）
「夜？んー」「だって私たち刺身も取れてないし。」
「こんなこともあろうかと、違うものを用意してあります。さー、行ってみよう。じゃららららん。♪」
リダったらあきらめたら切り替えが早い。笑 鼻歌歌ってる？
ヨットの中にはディナーが用意されていて奥様感激。
「きゃー、キレイー。なんだか映画みたいー。」
席に着いた二人の元へ「お二人はさしみを獲れませんでしたから」と刺身が運ばれてくると
うわー、きまずーいって感じで二人で受けて
「いやー、今日は魚がこの辺にいなかったみたいで。」と負け惜しみ発言のリダ。
ワインも注いでもらってクルーズディナーの始まりです。
刺身をみながらリダ「でも、この刺身も同じ海から獲れたんだなー。」奥様、苦笑。
「今日のことは忘れないわ。」（あなたと過ごした今日のこの日のこと、忘れないわ）
そして食事を始める二人なんだけど、リダったら、超目上の人に対するような感じで
お先にどうぞってなジェスチャーしてます。
まー初対面だもんねー。この時はまだ。初々しい二人です。
「この刺身があなたが獲ってくれたものだったら、もっとおいしかったんだろうな・・・。
うん、本当においしい。」
「ホント？」「うんおいしい。」あれだけ苦労した後に食べるのでおいしさもひとしお？
リダも食べて「うん、おいしい。やっぱり魚釣らないといけなかったですよね。」
「いつになったら打ち解けて話せるの？今度は私も敬語使う？」他人行儀なリダに姉さんがチクッと一言。
「ワインが入ったら普通に話しますよ。酔いがまわってくれば。」ホントかな？
「僕たち新婚初日だからラブショットしましょう。」おーリダから積極発言！
受ける姉さん。照れテレになりながらラブショット！あはは！二人とも一気にグラスを飲み干しました。笑
「ヒョンジュナ〜。」「食べなよ。」奥様の口にカナッペらしきものを持っていく新郎。
これがリダ新郎の初カジュアルトーク（敬語でない）みたいです。
韓国語はわからないし、英語字幕には敬語もカジュアルもないし、ニュアンスはわからないんだけど
画面にキャプションが入るのでわかるって感じよね。
【インタビュー】
●ファンボ姉さん
始めは不安だったんです。
こんな年下の子どもと結婚したらいったいどうすればいいって。そんなことを考えていて。
でも違ったみたい。彼は私に幸せをくれるって感じ。私をハッピーにしてくれるの、想像していたのと違ってね。
今のところそんな感じ。
●リダ新郎
最初婦人にあった時、彼女が笑うと、とてもオープンで、いい感じなんです。
（おおー！ここで初めて『婦人』発言があったのねー。※二人はお互いを婦人、新郎と呼び合うことになるのです。）
本当に僕はカッコいい人が好きなんで、婦人は全てにおいてかっこいいんで、とてもいいです。
とても幸せです。彼女に出会えて。
さて、ホテルに戻る二人
「お姉さん（ヌナ連呼してますね）、僕魚釣れなかったからおなか空いてるんです。
ヌナが中で２〜30分休んでてくれれば、僕バーベキューの用意するんで。」
「うん、わかった。私もっとプリティな感じに着替えてくる？それともキュートな感じ？」
「んー、エレガント。イブニングドレススタイルで。」
「バーベキューするのにドレス？」
「僕が焼くから、ヌナは食べるだけでいいから。」
「うん、２〜30分ね。準備出来たら電話して。」（気まずいけれど、旦那様のことを信用している奥方。）
「じゃーね。」
バベーキューの用意をする新郎。かたや新郎のためにドレスを選ぶ奥方。二人とも準備ＯＫで・・・。
携帯から電話するリダ。「もしもし、ファンボさんの携帯でよろしいですか？」大笑い！
「どなた？」「ヒョンジュンです、ヌナ。」「あーあーあー。」
「ヌナ、準備出来ましたからもういらっしゃって結構ですよ。」
「はーい、わかったー。」
そして、バーベキューが始まる。
まるで養豚場のおじさんのようなリダとキラキラドレスの姉さん。
「早かったね。」
「ヌナ、本当にドレス着てきたんですね。」「ん？」「いや、本当に着てくるとは思ってなかったから。寒くありません？」
「いや、いいんだけど」
冗談でドレスって言ったんですよ。それなのにすごく高そうなドレスを着てきたから
なんだか僕召使いになったような気分になっちゃって。笑
僕もバーベキュー用に何か着なくっちゃって。
次は何かちょっとした時でもサプライズになるようにいい服用意しておかなくちゃ。
「おいしいね。わかった、よーく食べるよ。」
「いや、ヌナ、もっと食べて。」
「サンチュに肉を巻いて食べるの好き？」「サンチュ？いや、巻いて食べるの好きじゃありません。」
ここからねえさん受けて笑ってます。リダはサンチュとお肉は別々に食べる派らしいんだけど、
そんなことが原因なんじゃなくってどうやらサンチュの発音がおかしいらしい。
ノンネイティブにはわからない韓国語の発音の違い。
「ヌナはどうやって食べるのがすきなんですか？」
姉さんずっと大受け中。そんなに訛がキツいんですか？
「もう一回言ってみて。」「さんちゅ」大受け〜。
「巻いてあげますよ。」あーんとお口に入れてあげる新婚さん。
「コーラの栓をスプーンで開けられます？」
「そんな前じゃないんだけどやってみて、ダメだった。押し下げて開けないとダメなんだよね。」
「ヌナ、やってみてください。これができる人って超カッコいいと思うんですよ。」
キラキラお目目でコーラのビンを差し出すリダ。
「私の新婚の夢はこんなんじゃなかった・・・」といいながらもコーラを受け取る姉さん。
「私の新婚の夢はお皿の中に指輪が隠されてて・・・」ぶつぶつ言いながらも・・・
シュポッ。見事スプーンでコーラのビンを開けちゃいました。クールなヌナです！
「さぁ、ここからは目を見て話しましょう。」
「まずは、普通に（敬語じゃなく）話さないとね。」
「僕たちの道はまだまだ遠いですね。苦笑 ・・・僕、最大限努力するよ。」敬語をやめる宣言のリダ。
「もっとくだけた感じで。」「わかった。」きまずい・・・
「『やー』って呼べる？」「『やー』はちょっと。」「じゃ婦人は？婦人？」
でたーーーっ！婦人＝ぶいんの呼び方はここからスタートだー。
「ぶいん？ じゃ、僕のことはなんて呼ぶ？ Old man？（亭主とかそんな感じ？）」
【インタビュー】
僕はたとえ一つしか年が違わなくても年上の人には敬語を使うんで、あんなにオープンに話すのはファンボヌナが初めてです。
なんで、すごく不自然に感じていて、敬語を使ってませんから。
episode＃11に続く・・・