昔々、私が大学生だった頃、夜中の番組で観た映画で、
とっても面白かったのですが、その後、誰に話してもわかってもらえず、
再放送もされず、「もう一度観たい！！」とずーっと、思っていた映画。

タイトルも『テキサスの５人の仲間』としかわかりません。
（これでピンとくるあたなはかなりの映画通！）

先日、会社の人の送別会で映画の話題になった時に、
チラッとその話をしていたのですが、
なんと、あのオペラにも詳しい先輩があっさりお答えをもってきてくれました。

英語でのタイトルは『A big hand for the little lady』 で
ＤＶＤも売り出していたけれど、今現在は廃盤になってしまっているとのこと。
ビデオは販売しているとのこと。（米国内）

さっそくアマゾンでビデオを注文してゲットしました！

フィルダー・クック監督　ヘンリー・フォンダ、ジョアン・ウッドワード主演　
1965年の作品
（・・・ということは、私の生まれた年だ！）

テキサスのある街で、１年に一度のポーカーの大勝負が始まります。
このゲームに参加するために１年間働いてきた街の金持ち 男衆。
町中が固唾をのんでその結果を見守っている宿へ ある家族がやってきます。

気の弱そうなお父さん（ヘンリー・フォンダ）、
内助の功といった感じのお母さん（ジョアン・ウッドワード）、
そしてお利口そうな一人息子。

大のギャンブル好きのお父さんもようやく心を入れ替えてお金を貯めて、新しい土地でやり直そう、と
幌馬車に荷物を積んでこの街に通りかかったのです。

何やら大勝負の行われている雰囲気にお父さんは気もそぞろ。
止めるお母さんの言葉も聞かず、「ちょっと見るだけ。」と見学を願い出ます。

幌馬車の車輪の修理のため、お母さんはその場を離れなければなりません。
息子に「おとうさんがギャンブルに手を出さないよう、あなたがちゃんと見ていてね。」
そういって心配そうに修理に行くお母さん。

後は想像に難くありませんね。
そう、新しい生活を始めるための資金にお父さんは手を出して、ポーカーに参加してしまうんですね。

「お父さん、だめだよ。」
力無く止める息子には目もくれません。

そして、もちろん、お母さんが気付いた時にはもう時すでに遅く、どんどん負けが込んでいってしまって・・・。
さらにはようやくいい手が巡ってきて最後の大勝負！という時になんとお父さん、発作を起こして倒れてしまうんです。

このままでは一家は破産です。
お父さん、とてもいい手を持っていたらしく、お母さんにゲームの後を託して病院へ運ばれていきます。
お母さんはギャンブルなんてやったことないのに！
手元の掛け金も底をついてしまって、一体どうすればいいの！？

アラ、大変！！
お母さんの運命やいかに！？

という、お話し。

舞台はポーカーをしている部屋がほとんどで、動きがない分、手に汗握る感じが倍増。
ハラハラしながら一気に最後まで見てしまうこと請け合いです。
そして、あっと驚くエンディングにスカッとするでしょう。
（ネタばれなので書きません。気になる人は見てみてね。）

本当に良くできた映画です。
今回改めてネットを検索してみて評価の高い映画だということがわかりました。

もし、もし、機会がありましたらみなさんもゼヒご覧になってみてください。